豊島克久先生が着任されました(2002年4月1日)

 この度,本学科電子回路工学研究室の助手として着任になりました.昨年度までは,東北学院大学環境防災工学研究所の客員研究員として席を置きながら研究を行っていました.
 東北学院大学の木村教授の指導の下で大学院博士課程に進み,学位取得後は,立命館大学総合理工学研究機構ポスドク研究員として1年間研修を終えた後,再び元の大学に戻ることになりました.そこでは再度木村研究室で研究を進めることになりまして,新たに熱型マイクロヒータデバイスに関する研究を1年間行いました.
 本学着任後においても,その研究テーマにおいて学会発表等を控えており,発表や論文作成に向けて,実験を行わなければならず,土曜,日曜や祝日は休む暇もなく,仙台に戻っている状態が続いています.5月末のシンポジウム講演発表が済みましたら,こちらでの研究活動を本格的に行うことになります.
 現在は,高橋教授の研究室で昨年度から,モノづくりを中心に進められてきた光ファイバ圧力センサに関する研究において,センサとしての特性評価を行うための準備を中心に研究を行っています.今後は,光ファイバセンサに限らず,半導体マイクロマシン技術などを用いて新しいデバイスを提案し,モノづくりや特性評価により実証し,さらに実用化へ向けて企業との共同研究を行うことを目指していきたいと考えています.



工学部同窓会設立記念会のご案内 (2002年3月22日)

 最近の大学を取り巻く状況の変化は目まぐるしく,我が埼玉大学においても大学の力を高めるための様々な努力が続けられています.こうした中で,大学に在籍する者と,埼玉大学を巣立ち社会で活躍している同窓生の絆をより強固なものとすることは,極めて意義深いものがあります.
 40年の歴史をもつ埼玉大学工学部においても,関係各位のご尽力により,この度ようやく同窓会組織を立ち上げることとなりました.つきましては,下記の要領で工学部同窓会設立記念会を開催致します.ご多用の折恐縮でございますが,ご参加下さいますようご案内申し上げます.

1. 日 時
2002年4月20日(土) 14:00~17:00

2. 場 所
埼玉大学 大学会館

3. 会 費
¥4,000.-

4. 式次第
(第一部) 設立総会
会則及び役員の提案,承認.会長挨拶
(第二部) 懇親会
来賓挨拶,乾杯,パーティ,閉会の辞
出席予定者
卒業生,現教職員,旧教職員
ご来賓
学長 兵藤先生,副学長 町田先生,工学部長 坂本先生,元副学長 野平先生

5. 申込み・問合せ
3月末日までに,下記参加申込書を電気電子システム工学科 金杉 kanasugi@super.ees.saitama-u.ac.jp 宛てにお願いします.

<埼玉大学工学部同窓会設立記念会参加申込書>

第一部 設立総会に 出席・欠席 します
第二部 懇親会に 出席・欠席 します
(出席か欠席を削除して下さい)

出身学科/専攻(卒業年度(西暦)):
氏名:
所属:
連絡先:
住所:
電話:

ワルシャワ大学滞在記 〔金杉昭徳助手〕 (2001年7月18日)

  平成11年4月から10ヶ月,文部科学省在外研究員として,ワルシャワ大学数学科でラフ集合論を研究する機会に恵まれました.ポーランドの数学研究レベルの高さは広く知られています.なかでもラフ集合論は,ポーランド人科学者が1981年に提唱した理論であり,ワルシャワ大学はそのメッカです.
 ワルシャワ大学は,就学期間は5年間で,学部と修士の教育が一体化されており,卒業生には修士の学位が与えられます.教授達は,狭い居室に博士課程の学生と共に机を並べ,秘書もなく,細かな雑用まで自ら処理していますが,世界的業績を挙げています.ポーランドの国立大学は学費が無料ですが,学生の多くは働きながら生活の糧を得て勉学に励んでいます.
 ポーランドの人々は,経済的にはあまり豊かとは言えませんが,生活を楽しむことが上手です.安い食堂に行っても,テーブルには必ず花が飾られており,夕食時にはローソクが灯されます.服装もブランド物に拘らず,シンプルな服をエレガントに着こなしています.
 ヨーロッパでは,マナーが重視されます.特にレディーファーストは基本で,例え3才の幼女でも,50才の紳士より優先されるのです.この風習の善悪は別としても,反する人は品性を疑われます.
 ワルシャワは厳寒の地という印象がありましたが,室内の快適さには驚きました.暖房が完備されているため,真冬でもTシャツで過ごせます.洗濯物も半日で乾いてしまいます(もっとも外に出したら凍るでしょうね (^^;).
ただ,日照時間が短く午後4時位に真っ暗になること,曇天続きで太陽が見れないことは嫌ですね.帰国後,家の中が寒くて風邪をひきましたが,晴天が続くことには感謝しました.
 最後に,今回お世話になった方々に厚く御礼申し上げます.
(写真:ワルシャワ大学本館)

内田秀和先生が着任されました(2001年7月1日)

 '90年に電子工学専攻を卒業して以来10年,すぐ隣の情報システム工学科で助手を勤めておりましたが,この度,古巣である本学科へ助教授として戻って参りました.
 電子工学科在籍当時に卒業研究と修士課程の3年間を過ごした電子計測講座は中川先生,勝部先生,谷治先生で構成されておりました.
 2度の学科改組を経て大講座制へ変わった現在では組織の形態も大きく変わってきてはおりますが,谷治教授と私で電子計測工学に関する研究グループを構成しています.  中川先生は昨年ご退官なさり,勝部先生は情報システム工学科で教鞭をとっておられます.勝部先生は本年還暦をお迎えになられました.
 久しぶりに研究室に入ってみると多少配置が変わっているものの,見覚えのある机や器具が出迎えてくれました.
 工具箱の道具の一つ一つにも,当時の作業の様子が懐かしく思い出されます.
(壁に貼ったままになっている写真に自分が写っているのを見つけた時はちょっとびっくり.)
 卒研と格闘していたその同じ部屋にこれからは研究・学習の場を提供する側の者として立っていることに深い感慨を覚えます.
 居室は中川先生のお部屋だったところを使わせていただいていますので,機会があれば皆様お立ち寄りください.



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